録画内容:
令和4年第2回定例会
令和4年6月9日 (本会議)
一般質問 熊田 ちづ子(共産党議員団)
1 日本政府に核兵器禁止条約に署名を求めることについて
 唯一の戦争被爆国としてやるべきことは、核兵器禁止条約に参加し非核の先頭に立つことです。
  ア 日本政府に対し、核兵器禁止条約に署名するよう申し入れること。
  イ 今月予定されている第1回の締約国会議にオブザーバーとして参加するよう求めること。
  ウ その他
2 消費税を5%に引き下げることについて
  ア コロナ禍で世界では85の国と地域で付加価値税が減税されています。新型コロナ危機と物価高騰から区民の暮らし、中小企業の営業を守るためにも消費税を5%に引き下げるよう、国に働きかけること。
  イ その他
3 インボイス制度(適格請求書等保存方式)の中止について
 国税庁は、消費税法の改定で2023年10月から仕入れ税額控除はインボイスがなければ認められないとしています。インボイスの導入でこれまでの免税事業者も新たに課税事業者にならなければなりません。
  ア フリーライターや個人事業主、シルバー人材センターなど多くの事業者に影響を及ぼすインボイスの導入は中止するよう国に申し入れること。
  イ 港区としてシルバー人材センターへの独自支援を行うこと。
  ウ その他
4 男女平等参画センター(リーブラ)について
  ア リーブラを巡っては、この間、利用者や区民からも改善を求める声が多く寄せられています。短期間でのセンター長の交代や職員の退職など、こうした実態を区として放置してきたことが問われています。
   区として、安定した運営ができるよう、利用者との信頼を築くためにも指定管理事業者を指導すること。
  イ 日本のジェンダーギャップ指数は先進国の中で156か国中120位と大変低い状況が続いています。新型コロナウイルス感染症の感染拡大で多くの女性が経済的な困難に落ち込んだ実態が明らかになりました。
   ジェンダー問題や女性の貧困問題の解決などは、行政としてこれから取り組むべき大きな課題です。男女平等参画実現という政策部門を担う男女平等参画センターは直営とすること。
  ウ その他
5 75際以上の医療費窓口負担2倍化に反対することについて
 新型コロナウイルス感染症の感染が収まらない、物価高で国民の暮らしが大変、そんなときに10月から窓口負担が1割から2割になったら、医療の機会を奪うことになります。
  ア 区民の命、健康を守る立場にある区長として、10月からの医療費の窓口負担を2割とすることを中止するよう国に求めること。
  イ その他
6 大平台みなと荘の改善について
 ⑴ 今年の4月から指定管理事業者が変更になり、利用者アンケートには、様々な意見が寄せられています。
  区民としては、事業者がどこであれ、継続したサービスの提供を望んでいます。事業者が慣れるまで我慢してくださいということにはなりません。継続したサービスを提供できるように改善すること。
 ⑵ 利用者から改善の声が寄せられています。来年度は改修工事が計画されています。改修工事に合わせて次の点についても検討し、障害者や利用者の声を聴いて、改修計画に生かすこと。
  ア ベッドの部屋を増やしてほしい。ベッドに手すりをつけてほしい。
  イ 露天風呂には手すりが一か所しかありません。両手でつかめるよう手すりを増やしてほしい。
  ウ みんなと一緒に広いお風呂に入れるようにお風呂用の車椅子を設置してほしい。
  エ 障害者用のお風呂は使いづらい。改善してほしい。
  オ お部屋用の浴衣の種類を増やし、選べるようにしてほしい。
 ⑶ その他
7 身寄りのない生活保護利用者の支援について
  ア 単身の生活保護利用者が亡くなった場合、借りていたアパートの片づけができないなど多く課題があります。
   生活保護費では、葬祭扶助しか認められていないため、家族がいない人の場合、現状は大家さんの負担で片づけなければなりません。親族の援助が得られない単身の被保護者の部屋の原状回復等の支援を行えるよう改善を求めること。
  イ 改善するまでは区独自で部屋の原状回復のための支援を行うこと。
  ウ その他
8 生活保護利用者の大学進学問題について
  ア 貧困の連鎖を断ち切るために世帯分離の運用をやめ、進学を認めるよう国に要請すること。
  イ 現状では授業料のための奨学金やアルバイト収入が収入認定されて生活保護費が減額されてしまう。世帯分離の廃止と併せて、授業料や教科書・参考書代、通学のための交通費など、就学に必要な費用の分は収入から除外するよう国に要請すること。
  ウ その他
9 区民健診に聴力検査を導入することについて
  ア 区民の皆さんの長年の願いである高齢者補聴器購入費助成制度が今年度から実現しました。港区モデルを実効ある制度にするためにも、自分では気づきにくい難聴の早期発見が求められます。予算特別委員会の質問に対しても、前向きな答弁でした。
   早期発見のためにも区民健診に聴力検査を導入すること。
  イ その他
10 田町駅のバリアフリーについて
  ア 田町駅西口にはエレベーターが設置されていないため、車椅子やベビーカー等の利用者は隣接する田町センタービルのエレベーターを使うことになりますが、ビルが閉まっている早朝や夜間帯は使用することができません。
   田町駅西口のエレベーター設置を急ぐこと。
  イ 田町駅の山手線ホームにはホームドアが設置され、視覚障害者にとっては安心して駅を利用することができるようになりました。未設置の京浜東北線側のホームドアの設置を急ぐようJR東日本に働きかけること。
  ウ その他
11 「ちぃばす」の改善について
  ア 勤労福祉会館前バス停は、田町駅から六本木ヒルズ行き、品川駅行き、新橋駅行きと3路線のバス停になっています。屋根がないため、雨の日などのために屋根をつけてほしいと要望が寄せられています。バス停の移設も含め早急に屋根の設置を検討すること。
  イ 三田図書館が札の辻に移転し、併せて産業振興センターが開設しました。札の辻スクエアの近くにバス停を求める声が寄せられました。利用者の利便性向上のためにも札の辻スクエアに近い場所にバス停の設置を検討すること。
  ウ その他
12 その他