録画内容:
令和3年第3回定例会
令和3年10月5日 (令和2年度決算特別委員会)
総括質問 福島 宏子(共産党議員団)
1 新型コロナウイルス感染症から命・暮らしを守ることについて
  株式会社東京商工リサーチは「コロナ禍の中で明るい展望を示すための景気対策は消費税率を引き下げること。」「現行の10%から5%へ引き下げた場合、約13兆円の景気刺激策を実施したことになる。」とした。
また、緊急事態宣言が解除され、人が動き出すとウイルスも動く。第6波を起こさないためにも、動く前に検査を受けることが当たり前の社会にする必要がある。
  ア 消費税を5%に引き下げるよう、国に求めること。
  イ 港区独自に大規模検査の実施を公費で行うこと。
  ウ その他
2 指定管理者制度の再委託について
  芝地域のいきいきプラザ3館の指定管理事業者は、20事業を再委託している。そのうち区内事業者は4社のみ。構成企業の関係先への委託が7社。「区の入札は全て区内事業者限定とする。」という原則に反する。
  ア 指定管理者の再委託について、区内事業者優先になるよう見直すこと。
  イ その他
3 防災対策の充実について
 ⑴ 避難所の非常用電源の確保について
   現在、避難所の非常用発電機の燃料は軽油で保管期限はおよそ6か月。LPガス用の発電機は燃料の劣化の心配はない。
   ア 区内避難所の非常用電源について、LPガス発電機の導入の可能性を検討すること。
   イ その他
 ⑵ 防災用品のあっせんについて
   防災用品のあっせん事業は2012年から始まった。今年度65歳以上の単身世帯実態調査の郵送時に、防災用品のあっせんに関する案内を同封したところ、短期間で380件の申請があった。しかし、110世帯がこれまでにあっせんを受けていたことを理由に断られた。制度が始まって丸9年、新たに加わった防災用具もあり、また、日切れになる品物もある。
   ア 1回限りのあっせんしか受けられない今の制度を見直し、必要な防災用品はいつでも申請できるようにすること。
   イ その他
4 区立芝公園の被爆樹木について
 港区が平和都市宣言から20周年を記念して、2005年植樹した「被爆クスノキ」が昨年管理棟の工事に伴い移植された。区民から「元気がない」「枯れているのではないか」と心配の声が寄せられた。9月の樹木医の診断で不健全という悲しい結果だった。
  ア 16年間の活動に感謝し、最後までクスノキの活用を考えるべき。
  イ 新たな被爆クスノキ2世を関係自治体の協力を得て植樹すべき。
  ウ 被爆樹木であること、核兵器禁止の願いを区民に周知するための案内板はもっと大きくし、核兵器をなくす象徴であることをアピールすること。
  エ その他
5 羽田都心低空飛行について
 港区議会で全会一致で採択された「羽田都心飛行ルート下の住民・勤労者を対象とした実態調査と調査結果の公表を求める請願」を受けて、担当課長は「区民の意見を伝えることは重要であり、その方策として実態調査について引き続き検討する」と答えた。
  ア 航路下の住民意向調査に大至急着手すること。
  イ その他
6 地球環境を守ることについて
  国際連合の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告でも、2030年までの限られた時間で世界中のCO₂排出量を半分にまで削減しないと取り返しのつかないことになると危機感を表す。日本政府の2030年までのCO₂削減目標は46%(2013年度比)と低い。
  ア 港区の2030年までのCO₂削減目標は2013年度比40%と低すぎる。削減目標を50〜60%に引き上げること。
  イ その他
7 ハト被害の対策強化について
  芝浦港南地区総合支所は、青色防犯パトロールの巡回や職員による見回り、餌の掃除や注意喚起のポスター掲示等様々な取組をしているが一向に改善しない。
  ア ハトが来ないようにするために、専門家に依頼すること。
  イ その他
8 生活保護の級地見直しについて
  政府は現行の級地制度を基準の引下げありきで見直そうとしている。現在は6区分で「1級の1、2」と1〜3級までそれぞれ枝番号に分かれている。この枝番を無くして1〜3級までの3区分になると多くが引き下げられる。この間3回にわたり保護基準は下げられた。
  ア 生活保護利用者の生活を守るために、級地見直し枝番を廃止しないよう国に要請すること。
  イ その他
9 市街地再開発について
  区内各地の市街地再開発の多くが国家戦略特区によるもの。世界で一番ビジネスのしやすい環境をつくることが目的。虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業は外苑東通りに65階建て約330mという超高層巨大ビルが建ち、東京タワーがかすれてしまう。これらの市街地再開発に港区は200億円もの税金を投入している。
  ア 大企業主導の再開発への補助金支出はやめるべき。
  イ 気候危機を招かないためにも、これ以上の巨大開発は見直すこと。
  ウ その他
10 スケートボードパークの建設について
   5月27日の東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会で「区としてスポーツクライミングやスケートボードパークをつくるべきではないか」と要望し、「検討していく」という答えだった。
   ア レガシーというのであれば、港区にスケートボードパークを建設するべきではないか。
   イ その他
11 芝浦小学校の火災警報器の誤作動について
   この間、度重なる誤作動のたびに火災報知機を取り換えてきているが誤作動が止まらない。
   ア 原因が明らかになり、対策が終わるまでの間、夜間・休日に警備員を配置すること。
   イ その他
12 高輪築堤の全面保存について
   9月25日、日本考古学協会は3回目の会長声明を発表した。「もともと国有財産から移管されたもので公共性が強い。JR東日本はその場所から出た遺跡の保護を一層の自覚を持たなければならない。直ちに破壊をやめていただきたい。」という主旨。
   ア 記録保存は、鉄道遺跡の解体です。150年前の文明開化の象徴である高輪築堤は、全面保存しかありません。JR東日本に高輪築堤の全面保存を要請すること。
   イ その他
13 その他