録画内容:
令和7年第1回定例会
令和7年2月25日 (本会議)
一般質問 福島 宏子(共産党議員団)
1 在日米軍司令部の赤坂プレスセンターへの設置をやめるよう国に求めることについて
区民にとって命に関わる危険極まりない「在日米軍統括司令部が六本木にやってくる!」という問題は前回の定例会でも取り上げました。ワシントンで起きた米軍ヘリと旅客機の空中衝突は人ごとではありません。羽田低空飛行の旅客機の下を米軍のヘリコプターが航空交通管制も通らず飛行している現状ですから港区上空でいつニアミスが起きても不思議ではありません。
ア これまで以上に港区がワンチームとなって米軍ヘリ基地撤去はもとより、在日米軍統括司令部の配備は絶対許さない要請行動を継続すること。
イ いち早く区民に知らせる必要があります。情報提供を求めながらも区民への周知を急ぐこと。
ウ その他
2 防災対策の強化について
避難所・避難生活学会は、避難所の二次被害ゼロを目指して、「TKB48!」を提唱しています。避難所での基本的な人権を守り、人間らしい生活を提供するための、トイレ(T)、キッチン(K)、ベッド(B)の3つを48時間以内に整備するという目標です。
ア スフィア基準に基づいた避難所の運営・対策を行うこと。
イ 区として、「避難所環境改革TKB48」を目指すこと。
ウ トイレカーを導入し、「災害派遣トイレネットワーク」に加入し、災害時には加盟自治体の相互支援に活用すること。また、日頃は、区のイベント等で利用すること。
エ キッチンカー協会と災害協定を締結し、温かい食事が提供できるようにすること。
オ 段ボールベッドの備蓄をすること。
カ 女性のための備蓄品を充実させること。
キ 在宅避難者にも、避難所に避難している人と同じ支援をすること。
ク 家屋が倒壊したり、家具が転倒しても守れるように、一部屋を耐震化する耐震シェルターや耐震ベッドへの助成を行うこと。
ケ 遊び場等の子どもの居場所を確保すること。
コ その他
3 羽田新飛行ルートの運用を中止することについて
区民の願いは港区の上空に飛行機を飛ばさないことです。
ア 羽田新飛行ルートの運用を中止し、旧ルートに戻して千葉の上空からB・D滑走路を使用する「海上ルート」の使用を国に要請すること。
イ 国土交通省は「住民説明会はやらない」と明言しました。許せないことです。今後も引き続き区・区議会双方で住民説明会の早期開催で航路下の住民の生の声を聴くよう国土交通省に強く要請すること。
ウ その他
4 同性カップルの住民票の続き柄の改善について
昨年12月23日、清家愛区長を含む10区長が「同姓パートナーの社会保障・続き柄問題」で、厚生労働大臣と総務大臣に要請し、パートナーシップ制度の適用を受けた者の住民票の続き柄の改善を求めました。要請するからには、区として改善することが必要です。
ア 大至急、続き柄欄を夫(未届け)や妻(未届け)に改善すること。
イ その他
5 5歳児健診の早期実施について
国は、出産後から就学前までの切れ目がないように、「1か月児」及び「5歳児」についても健康診査支援事業を実施しています。
ア すぐさま5歳児健診を実施すること。
イ 併せて、1か月児健診の検討を進めること。
ウ その他
6 高額療養費の改悪はしないよう国に申し入れることについて
がんなどで長期にわたり治療を受け、高額な医療費を支払う患者・家族にとって、高額療養費制度は「まさに命綱」です。
石破政権は2025年度予算案に、低所得者も含め全ての所得層で上限を引き上げる改悪を盛り込みました。法律の改定抜きにできるため、国民の命と安心に直結する制度の改悪が強行されかねません。
ア 国に、高額療養費制度の改悪をやめるよう要請すること。
イ その他
7 いつまでも住み続けられる港区のために、相続税の補助制度を確立することについて
港区に長くお住まいの方から「相続税が高すぎて支払えるか心配」、「自分はいなくなるから子どもたちが決めることだけど出ていくしかない」と深刻な相談をいただきました。港区に住み続けることが難しい現状です。
ア いつまでも住み続けられる港区にするというのなら、区独自で相続税負担の軽減措置を補助金や援助金、また貸付けなども含めて検討すること。
イ 併せて、住民が望まない土地価格の異常な引上げの温床となっている市街地再開発には区民の税金を投入しないこと。
ウ その他
8 シティハイツ白金、シティハイツ一ツ木の建て替えについて
建て替えについて一早く提案し、余剰容積を利用することで、大幅な住戸の増加が図れることを示してきました。区が示した方針は、シティハイツ白金を廃止し、シティハイツ一ツ木に一体化し戸数も増やさない計画です。
ア シティハイツ白金、シティハイツ一ツ木はそれぞれ現地での建て替えを進めること。
イ その他
9 神宮外苑再開発の抜本的な見直しについて
ア 「神宮外苑の樹木、景観を守れ。」という多くの国民の声に耳を貸すことなく、神宮第2球場周辺、建国記念文庫の森の伐採も始まっています。誰もが参加できる説明会の開催を求めても逃げ回っています。樹木の伐採をストップし、早急に説明会を開催するよう、事業者に要請すること。
イ 区道の18本のきょうだいイチョウの調査が始まりました。調査の結果、移植が無理なら伐採するとのことです。調査を事業者任せにせず、区も専門家に依頼して、調査に立ち会い、安易に伐採させないようにすること。
ウ 区道の18本のイチョウの移植は無理があります。イチョウを守るためには、現状に手を加えないことです。そのためには計画の抜本的な見直しが必要です。神宮外苑の樹木、景観を守るため、計画の抜本的な見直しを要求すること。
エ その他
10 私立小・中学校等(アメリカンスクール、学校に行けない児童・生徒等を含む)に通う児童・生徒の保護者に、区立小・中学校等の学校給食費相当額を保護者に支給することについて
実施している区では、「広く子育て世帯の経済的負担の軽減」、「保護者の負担軽減」が目的ですから、公立・私立分け隔てしないとのことです。至極当然です。
ア 私立小・中学校等(アメリカンスクール、学校に行けない児童・生徒等を含む)に通う児童・生徒の保護者に、区立小・中学校等の学校給食費負相当額を保護者に支給すること。
イ その他
11 その他