録画内容:
令和7年第3回定例会
令和7年9月12日 (本会議)
一般質問 さいき 陽平(みなと未来会議)
1 少子化対策について
  ア 港区では、令和8年度予算編成方針で少子化対策に全庁を挙げて取り組む姿勢が示された。港区が全国に先駆けて少子化対策本部を立ち上げた意義は大きい。一方、単年度で成果が表れるものでもないため、中・長期的に継続する必要があると考える。来年度以降も全庁的姿勢を継続するのか、あるいは数年を集中期間と定め戦略的に取り組むのか、区長の所見を伺う。
  イ その他
2 子育て世帯へのみなトクPAYポイント付与に関する事業について
 ⑴ 港区公式SNSの登録啓発を併せて行うことについて
   先日、子育て世帯への経済的支援として、みなトクPAYを子ども1人につき3万ポイントを付与する取組が提案された。意義深い取組ではあるが、さらにこれを一時的給付で終わらせず、区と子育て世帯をつなぐ仕組みへ発展させることが重要である。その具体策として、付与の案内時に公式SNS登録を促し、子育て施策や防災、健康支援などの情報を広く届ける体制を整えるべきである。この取組について区長の見解を伺う。
 ⑵ 子育て世帯に関する給付を臨時事業ではなく、恒久的な事業に移行することについて
   港区はこれまで、新型コロナウイルス感染症対策や物価高騰対策、さらには各種宣言やみなトクPAYの周知などを目的として、子育て応援商品券を年度ごとの臨時事業として実施してきた。子育て支援はそもそも一時的な措置で済むものではなく、社会全体が少子化の進行という大きな課題に直面している今こそ、支援を恒常的に位置づける必要がある。子育て世帯への給付を恒久事業として制度化し、区民が安心して将来設計できる環境を築くべきと考えるが、区長の見解を伺う。
 ⑶ その他
3 プレコンセプションケアの拡充について
  ア プレコンセプションケアは妊娠準備だけでなく生活習慣病予防や健康寿命延伸にもつながる重要な取組であるが、現行のセミナー形式では関心層に限られ、必要な人へ十分に届いていない現状がある。松山市では婚姻届提出時に冊子やサプリを配布し、カップルに健康意識を高める機会を提供している。港区でも婚姻届提出時という重要な接点を活用し、啓発資料配布やセミナー案内を組み合わせるなど、プレコンセプションケアを総合的に拡充していくべきと考えるが、区長の見解を伺う。
  イ その他
4 自転車シェアリングの協定について
  ア 港区はドコモ・バイクシェアと協定を結びポートの設置を進めてきた。近年はLUUPやHELLO CYCLINGなど他事業者が台頭し、文京区や中野区では複数事業者と協定を結び利便性やサービス改善を実現している。港区でも国際都市としての回遊性や日常利用の多様なニーズに応えるには、1社独占に固執せず複数事業者と連携し、ポート数拡充や多様化を推進していくべきと考える。区は今後、複数の事業者と協定を結ぶ考えがあるか区長の見解を伺う。
  イ その他
5 ふるさと納税の返礼品の拡充について
  ア 港区版ふるさと納税制度で体験型返礼品が始まることは地域活性につながることが期待できるが、寄附拡大には返礼品の幅を広げるさらなる工夫が必要である。渋谷区のハチペイのように、港区でもみなトクPAYを返礼ポイント化すれば寄附促進と区内消費の循環を同時に実現できる。旅先納税や宿泊施設利用ポイント、さらには老舗やベンチャーの物品返礼品を導入すれば、寄附者への魅力向上と区内企業の地域経済の活性化につながる。体験型返礼品を礎に、みなトクPAYや、旅先納税、物品返礼品の導入も視野に入れ、包括的な拡充を進めるべきだと考えるが区の見解を伺う。
  イ その他
6 小学校のキャパシティーについて
 ⑴ 小学生人口が推計を上振れた場合について
   港区人口推計では小学生数は令和9年のピーク後、減少していくとされているが、住宅開発や転入増により推計との乖離も懸念される。過去にも想定を上回る児童増があり、上振れるリスクは絶えず存在すると考える。現場では既に教室不足の声が強く、推計を上振れした場合、学習環境や安全面への影響は大きい。区はどのような備えを持ち、どの時点で対応を判断するのか。上振れリスクを踏まえた具体的な対応方針について教育長の見解を伺う。
 ⑵ その他
7 共通投票所の拡充について
 ⑴ 投票率の改善に関する区長の姿勢について
   港区の投票率は港区議会議員選挙37.06%、東京都議会議員選挙38.14%と低迷し、都内最下位となった。区民の約6割が投票に参加していない現実は、区政の正統性にも関わる深刻な課題である。選挙管理委員会は啓発等に取り組んではいるものの、どうしても従来型の取組の漸進的な延長だけでは限界がある。区として一段踏み込んだ姿勢が必要であり、区長はこの状況をどう受け止め、どのように危機感を持ちリーダーシップを発揮するのか、見解を伺う。
 ⑵ 効果的な共通投票所の拡充について
   港区は東京都議会議員選挙・参議院議員選挙で芝地区総合支所に共通投票所を試行設置した。意欲的取組として評価するが、立地特性から効果に限界もあったと考える。区内には芝浦港南地区総合支所や高輪地区総合支所など、区民が外出先で立ち寄りやすい施設があり、こうした場所に拡充すれば効果は一層高めることができる。設置場所によって成果は異なり得るため、生活動線を意識した場所の選定を進めるべきであると考えるが、選挙管理委員会委員長の見解を伺う。
 ⑶ その他
8 その他