録画内容:
令和7年第3回定例会
令和7年9月12日 (本会議)
一般質問 福島 宏子(共産党議員団)
1 「港区平和都市宣言40周年記念事業」を広く区民に知らせ、さらに発展させることについて
  核兵器の廃絶と非核三原則を堅持することをうたった「港区平和都市宣言」は今の時代にあっても生き生きと輝いています。
  ア 「港区平和都市宣言40周年記念事業」について、今後の取組について、実行委員会とともに幅広い港区民の声を聴き反映できるものとすること。
  イ その他
2 「麻布米軍ヘリポート基地」が区民生活に与える影響について港区独自で調査し、国土交通省や米軍に対して基地の撤去を引き続き求めることについて
  第2回定例会の私たちの質問に対して区長は「地域の声を直接国に伝える」と回答しました。
  ア 住民へのヒアリングについては町会長や自治会長にとどまらず、航路下の住民を含め地域住民一人一人の声を集めるアンケート等に取り組むこと。
  イ また、「住民の声を聴く会」の開催を検討し、区民の生の声を直接国と米軍に伝えること。
  ウ その他
3 公契約条例を年度内に制定することについて
  公契約条例は2012年の渋谷区での制定から始まり、既に12区、過半数を超えました。
  ア 働く人の労働条件、労働環境を守るため、年度内に条例の制定を行うこと。
  イ その他
4 国民健康保険の資格確認書を全ての加入者に一律交付することについて
  第2回定例会で資格確認書の一律交付を求めたところ、マイナ保険証を持っていても希望すれば発行するとの回答でした。ますます混乱を来たします。国は自治体の判断で一律交付できると言っています。
  7月には東京歯科保険医協会から「資格確認書」の一斉交付を求める陳情も出されました。
  ア 事務手続を簡略化し保険者として間違うことをなくすためにも、被保険者が保険診療が受けられない事態が起きないためにも、資格確認書は港区の国民健康保険の加入者全てに一律交付すること。
  イ その他
5 全てのシルバーパス購入者に対し、自己負担額が千円で済むよう差額分は港区が補助することについて
  第2回定例会でも取り上げ、「シルバーパスの負担額は東京都が決めるもの」との回答でした。私たちはシルバーパスを一律千円にすることを求めているのではありません。荒川区は区独自で高齢者の移動支援をより積極的に進めようと自己負担は誰でも一律千円としたのです。つまり1万2千円で買うには区が1万1千円を補助するということです。
  ア 港区にも高齢者の移動支援を積極的に取り組もうという思いがあるのならば、シルバーパスはどなたでも自己負担額千円で購入できるよう差額分は区が補助すること。
  イ その他
6 訪問介護基本報酬引下げ分の減収補填を区として行うことについて
  訪問介護事業所ゼロの自治体が全国で115町村に上り「残1」は269市町村に上ると公表されました。昨年4月の訪問介護基本報酬引下げの誤りが改めて明瞭になっています。自治体が支援せずには立ち行かないところまで来ています。
  ア 訪問介護基本報酬の引下げ分を、自治体が独自に補填しているのが世田谷区と品川区です。港区も減収分を丸ごと補填すること。
  イ その他
7 西麻布作業所が請け負う児童遊園等の清掃作業の賃金を改正することについて
  笄児童遊園と西麻布児童遊園を管理する指定管理事業者はアメニス・ケイミックス・日比谷花壇グループです。この2か所の公園の清掃を再委託で請け負っているのが、西麻布作業所の障害者のみなさんです。その委託料は、「障害者総合支援法に基づく就労移行支援及び継続就労支援(B型)を受ける障害者」ということで労働者に該当しないものとして、区の最低賃金水準から除外し、極めて低い労賃で公園の清掃を委託しています。
  ア 西麻布作業所の皆さんの低すぎる賃金を、労働実態に見合う賃金に是正するよう早急に検討すること。
  イ その他
8 「港区こどもまんなか宣言」ポイント付与事業の対象を全区民に拡大することについて
  9月1日の「広報みなと」に突然「港区こどもまんなか宣言」が発表されました。憲法・子どもの権利条約・児童憲章との関係が明確でないことを指摘しておきます。18歳以下の子どもに3万円のみなトクPAYポイント付与に約15億円もの補正予算が計上されています。
  ア 子どもがいる、いないに関係なく「港区こどもまんなか宣言」の周知・啓発、また物価高騰から暮らしを応援するというのであれば来年度予算に計上し、区民全体を対象に取り組むこと。
  イ その他
9 シンガポール修学旅行については可否も含めて当事者である中学生、区民にも意向調査(アンケート)に取り組むことについて
  昨年から強行されているシンガポール修学旅行は、多くの課題が解決されないままに今年も強行されています。
  ア 主人公である中学生が、修学旅行で何を学ぶのか自分で考えられる環境をつくり、どこに行きたいかも含めて意向調査をすること。
  イ 修学旅行の実施場所は教育委員会が決めるものではなく教員と生徒が話し合って決めるもの。初めからシンガポールありきの修学旅行は見直すこと。
  ウ 区民の税金がこの事業に使われていることからも、区民3〜4万人を無作為抽出して意見を聴くこと。
  エ その他
10 国民共有の財産である「神宮外苑」を大企業のもうけのために再開発を容認するのかについて
  ア 国民共有の財産である神宮外苑の杜を、一部大企業等のもうけのために再開発で破壊することが許されてよいわけはありません。このような、国民・都民・区民を無視した市街地開発事業を、容認するのかどうか、明確にお答えいただきたい。
  イ その他
11 その他