区長報告第7号 専決処分について(和解)
本件は、損害賠償等請求訴訟事件の和解について専決処分しましたので、報告するものです。
○ 専決処分の日 令和4年2月18日
○ 概要
(1)事件の要旨
令和3年6月21日、区が相手方の新型コロナウイルスワクチン接種支援員の採用内定を取り消したことについて、一方的に取り消されたことにより雇用に対する期待権を侵害されたとして、相手方は、区に対し採用の取消しによる損害賠償及び期待権の侵害に対する慰謝料を求めて、同年10月4日、東京簡易裁判所に訴訟を提起しました。
その後、審理が行われてきましたが、今般、同裁判所から和解勧告がなされたので、区と相手方は、和解により本件事件の解決を図ることとしたものです。
(2)和解事項
ア 区は、相手方に対し、本件のやりとりを通じて相手方に不快な思いをさせたことに謝意を表し、本件解決金として3万円の支払義務があることを認める。
イ 相手方と区は、今後、本件事件に至るまでの経緯・内容、本件和解成立の事実及び和解条項の内容について、正当な理由がある場合を除き、口頭、書面、インターネット上の書き込みその他の手段を問わず、第三者に対して一切口外しないことを相互に約束する。
ウ 相手方は、その余の請求を放棄する。
エ 相手方と区は、相手方と区との間には、本件に関し、本和解条項に定めるもののほかに何らの債権債務のないことを相互に確認する。
オ 訴訟費用は、各自の負担とする。